静岡の農の匠たち

イチゴ栽培に挑戦する

葵区瀬名中央岩本和典さん

 

あさはた地区のハウスで「きらぴ香」35aを栽培しています。3年前に新規認定就農者に認定され、その前は7年間、清水区の奥さんの実家で義父母と一緒にイチゴとミカンの栽培をしていました。

あさはた地区で土地を借りることができ、本格的に自分主体のイチゴ栽培を始めました。自分の父と自分が栽培管理、母と奥さんが調整作業を主に担当。3人の子ども達も、土日には箱の組み立てを手伝ってくれています。3月下旬には、規格外のイチゴを販売機をハウス横に設置する予定です。この地域は「きらぴ香」を栽培している人が多く、困ったときに相談できる仲間が近くにいる環境なのがありがたいですね。

自分が目指しているのは農業の師匠である義父が作ったイチゴ。昔食べさせてもらったそのイチゴがもうとにかく大きくて甘くて!今でも頭の中にあの味や香りが強烈に印象に残っているんです。今はあのイチゴに追いつくことを明確な目標としています。

毎日家族や地域の仲間に支えられて、農業は一人じゃできないということを実感しています。どんな状況でもイチゴは待ってくれないので、忙しい時期はハウス横に作った部屋で寝泊まりすることも。子ども達と遠くへ出掛けることもなかなかできていないので、効率よく働きちゃんと「休む」ということも、自分にとっては大事な目標です。時は金なり、家族にちゃんと還元できるよう頑張っています。