今月はイチゴの魅力を一年中届けることに挑戦する!
葵区遠藤新田 / 市川 寛さん

就農5年目の市川寛さんは、葵区遠藤新田で、妻の有美さんとともにイチゴを育てています。長年、小売・マーケティングの仕事に携わってきましたが、祖父母と両親が守り続けてきたイチゴづくりを次の世代につなぐため、農業の道に進みました。
市川さんは、約50年にわたりイチゴ栽培を続けてきた両親のもとで技術を学んだ、家業3代目です。市川さんの地域は、お茶やイチゴの栽培が盛んな地域です。そんな中でも「品質で選ばれるイチゴを作りたい」と考え、先進地の視察を重ねながら、自分たちの農園に合った品種と栽培方法を追求してきました。受け継いだ技術を土台に、地域では珍しい「ベリーホップ®すず」や「おいCベリー」などの品種にも挑戦しています。苗づくりから収穫まで約9か月という長い期間、手間を惜しまず育てることで、「ひと口でわかる濃いイチゴ」を目指し、品種ごとの特性を生かした丁寧な栽培管理に取り組んでいます。
また「一年中おいしいイチゴを届けたい」との思いから、生果の販売だけでなく、自園産イチゴを使ったジャムやスムージーなどの加工品開発にも力を入れています。生果の旬が終わった後も、加工品を通じてイチゴの魅力を楽しめるように商品づくりを進めています。
商品パッケージや販促方法も工夫し、じまん市などの直売所やマルシェでの販売、飲食店との取引など、新たな販路づくりにも取り組んでいます。また、イベント出店ではお客さまの声を直接聞き、商品開発や情報発信にも生かしています。
「また食べたい、また贈りたいと思っていただけるイチゴを届けたい」という思いを胸に、自らを「苺屋」と表現し、イチゴの新たな価値を届ける挑戦を続けています。