今月はイチゴ栽培に挑戦する !
葵区内牧 / 海野雄介さん・愛里さん

葵区内牧で「紅ほっぺ」と「紅かおり」を栽培している海野雄介さん、愛里さん夫妻は、20aのハウスで11,000株のイチゴを育てています。
東京で働いていた雄介さんは、家族の時間を大切にしたいと考え、祖父の茶畑を活用して農業を始めることを決意。同級生がイチゴ栽培を始めたと知り、すぐに話を聞きに行き、需要や生産性が高いイチゴに決めました。母の勧めで地元のJAに相談し、「がんばる新農業人支援事業」に応募。地域のイチゴ農家で研修を受け、栽培技術を学びました。
茶畑の抜根や簡単なハウス整備、作業所の設置などは自分たちで作業を進め、費用を抑えました。苗づくりは、妻の愛里さんが主に担当して、40℃を超えるハウスの中で手入れを行い、雄介さんが外作業を担当。1年目ながら苗づくりに成功し、収穫量も予想以上でした。成長が早く手入れが追いつかない場面もありましたが、JA静岡市イチゴ果実品評会で銅賞を受賞する成果を上げました。
初出荷までに3年ほどかかりましたが、その間、先輩農家や同級生、JA職員など、多くの人に支えられたといいます。「周りに恵まれているのは、“運”というより“縁”だと感じています」と雄介さんは語り、感謝の気持ちを忘れずに日々の作業に励んでいます。
「イチゴは成長が目に見えて楽しい」と話す二人は、イチゴの頂花を「長女」、2番目を「次女」と呼び愛情を込めて育てています。休日は子どもたちと出かけたり、夫婦でラーメン屋巡りを楽しんだりと息抜きも大切にしています。将来は、子どもたちと一緒にイチゴづくりをすることが夢。祖父から受け継いだ土地で技術を磨きながら、おいしいイチゴを次世代に引き継いでいきたいと考えています。