今月は果樹栽培に挑戦する !
葵区瀬名川 / 櫻井誠治さん

葵区南沼上などで柑橘やイチジク、季節の野菜などを栽培しています。周辺の山々が竹藪で荒れていくのを見て、「せめて自分の家の山だけでもきれいにしたい」と思い、3年前に早期退職して就農しました。
父の代は柑橘や茶、イチゴの栽培を行い、兄がイチゴ栽培を継いでいます。私は、退職する1年前から休日に準備を進め、雑木藪になっていた実家の山を、抜根や雑草除去、施肥などを行いながら、1年半かけて整備しました。タケノコは10年ほど前から収穫できるようになり、斜面の柑橘は「春しずか」「ゆら早生」などへ植え替えています。
転機は2024年、JA静岡市主催の「じまんの農業塾」で農業の基本を学んだことです。農薬の正しい使い方や販路確保の考え方を体系的に身につけ、修了後はファーマーズマーケット「じまん市」の出荷資格を得ました。出荷規格や売り場づくりの考え方を学べるだけではなく、先輩農家や出荷仲間とのつながりもでき、栽培や販売で迷った時に相談できる環境が整いました。現在も出荷や栽培の節目でJAに相談しながら、品質と安定供給を意識した栽培に取り組んでいます。
人にも環境にも優しい農業を目指し、近年の温暖化に対応できるよう、新たにアボカド栽培を開始しました。全国的にも珍しい、山の斜面での露地栽培にも挑戦しています。収穫時期をずらしながら一年中収穫できる体制を整え、いずれは法人化し、多くの方に自分の農産物を届けたいと考えています。挑戦を続けて、地域農業の先駆けになることを目指しています。