作付計画

 

栽培のポイント

家庭菜園も冬場は一休み。その間に来春の作付計画を立ててみてはいかがでしょうか。今回は、野菜の分類や、同じ場所で続けて栽培するとうまく育たない連作障害、野菜選びのポイントなどをご紹介します。

冬の間に栽培計画を立てましょう。

作付計画を立てるためにはまず、野菜の仲間「科」を知ることです。同じ「科」同士の野菜は病害虫が共通していることが多く、同じ場所で続けて栽培すると連作障害を起こすものがあります。
例えばナス科はナス、トマト、ピーマン、ジャガイモなど、一見すると同じ仲間と思えないような野菜ですが、同じ「科」なのです。ですから、トマトの後にジャガイモ、ナスのあとにピーマンを栽培するのはNG!ということになります。
これらの特性を考えながら畑の作付計画を立ててみましょう。

連作障害を防ぐために

毎年同じ場所に同じ作物を栽培することを「連作」、それが原因で起きる病気や生育不良などを「連作障害」といいます。主な原因は土壌病害虫ですが、根から生育を妨げる物質が分泌されることが原因となる場合もあります。
特に注意したい作物がマメ科のエンドウや、ハクサイやブロッコリーなどのアブラナ科、ナス科、ウリ科、サトイモ科のサトイモなどです。

野菜選びのポイント

家庭菜園を始めるうえでは、どんな野菜を作りたいか、その栽培難度などがポイントになります。
野菜選びには ❶家庭で多く消費する ❷味や色を楽しむ ❸あまり出回らない珍しいもの ❹小さい面積でも1年中栽培したい ❺健康維持に効果があるものなどの用途に合わせて、また、難易度(次の表)も参考にしながら選んでみてはいかがでしょうか。