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2019.11.24
トピックス

タケノコ出荷始まる 竹チップ栽培で国内トップクラスの早出し

 

JA静岡市久能集出荷場でタケノコの出荷が始まりました。宮沢圭輔さん(写真左)が竹チップを活用して栽培したもので、国内トップクラスの早さです。日光を浴びないため色白。甘みが強くえぐみが少ないので、掘り立ては生でも食べられます。初物10㎏は全量、豊洲市場へ出荷しました。

宮沢さんは放置竹林を何とかしたいと、間伐した竹をその場でチップにして地表を覆い、保温と遮光でタケノコを促成・肥大させる方法にたどり着きました。一般的に11、12月に出回るタケノコは100gに満たないものが多い中、300~500gのものが出荷できます。3月末までは早掘りタケノコとして生で、以降は水煮にして出荷する予定。「稀少性の高い時期の出荷量を増やし、竹林はお金になることを証明したい。生産者が増え、整備された美しい竹林が増えればうれしい。静岡産メンマも作ってみたい」と話します。

(2019年11月24日)